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青―ときどきロードバイク―

一言のちから

今日は田植えの取材。

その学校は4月に3校が合併し、5年生が114名と倍に増えていた。
小規模校と大規模校の合併に伴って起こるのが、馴染めない児童、クラスにさえ入れなくなる、不登校一歩手前の子の発生である。
この学校も例外ではなく、やはり一人の女の子が付き添いの先生と遅れて来て、しかも整列の中に入っていけない。まして、泣きながらゲロ袋をスタンバイしているではないか。


そして私はこの子を知っているからなおさら辛かった。
というのも、姉が合併前、その子の学校の養護教諭であったし、私も取材を通して顔と名前は一致していた。
姉からはその子が馴染めなくて不登校手前であるとのことは聞いていて、この日に手紙を渡してほしいとたのまれていた。(でも姉は間に合わなかったが…(._.))


今日見たときにその子だとは確信はなかったが、今、直接電話しなきゃと思って姉に電話…出んし!!
もう学校に直接やなと思っていたときに着信。
付き添いの先生に事情を話してその子に携帯を渡した。
姉と何を話したかは分からない。
でも、終わったとたん、サンダルを脱ぎ、みんながキャーキャー騒いでいる田んぼへ。みんなとちゃんと田植えできたやん。
名前を呼んでくれる友達もいるじゃんと思い、私は泣きそうになったよ。
クラスに馴染めるといいね。
頑張れとは言わないけど、もう泣かないで。


姉は何て言ったんだろう。
他愛のない会話だったのかもしれない。
でも姉と話したから、
何かの一言がその子の気持ちを軽くしてくれたのなら、
言葉の力ってすごいなって思った。

逆も然り。
ふとした一言が、誰かを傷つけているかもしれないし、それ自体に気付いてないこともある。


口は災いの元。
良くも悪くも、私たちの一日、人生を左右する。
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